未経験の
求職者
Web面接を受けたことがないため、何から準備すればいいのかわからない。
Web面接の概要や具体的な流れ、準備物、注意点、自分自身の強みを伝える方法などについて、幅広く知りたいなぁ。
Web面接に必要な準備物や面談の流れがわからず、悩んだ経験はありませんか。
近年においてWeb面談による採用試験が増加し、Web面談の概要や詳細を知らない人も多いですよね。
Web面接の流れや各種ポイントを把握することで、自分自身の強みを的確にアピールできます。
今回はWeb面接の概要や具体的な流れ、必要な準備物、成功させるポイントについて解説していきます。
また、Web面接の注意点や多い失敗例も紹介しています。
本記事を参考にして、Web面接を成功させましょう。
Web面接とは?対面における面接との違い
Web面接とはパソコンやスマホを経由し、ビデオ通話で受けられる面接です。
一般的なWeb面接は、以下のWeb会議ツールを使用します。
応募先企業によって、会社独自のWeb会議ツールを指定する場合もあります。
また、Web面接が苦手な求職者も多いのが現状です。
対面式面接との相違点を知ることで、安心感を持ってWeb面接が受けられます。
Web面接 | 対面式の面接 | |
面接の場所 | 自宅 | 応募企業先の会議室など |
面接前の準備 | インターネット環境 マイクやイヤホンのデバイス | 面接会場までの道のりを確認 |
面接時の服装 | スーツ (応募先によって私服可能) | スーツ |
面接時の注意点 | 会話が多少スローテンポ 通信障害が発生する カメラの角度で印象が変わる | 全身の動作をチェックする (貧乏ゆすりや姿勢の良さ) 集団討論など、複数の応募者と接する機会がある |
Web面接は、「会話が多少スローテンポ」「通信障害の可能性」などがあります。
成功するポイントを事前に押さえることで、安心してWeb面接を受けられます。
また、採用企業側もWeb面接において、求職者の人柄が把握しにくい意見が多いようです。
自分自身の強みを的確にアピールし、人事担当者へ熱意を伝えましょう。
Web面接の流れ
Web面接は、以下5つの手順で進めていきます。
- 面接案内を応募先企業から受け取る
- 通信環境や服装など事前準備を進める
- 予行練習で映り方や話し方をチェックする
- 面接開始30分前に通信状況や映像を確認する
- Web面接を受ける
面接案内を応募先企業から受け取り、通信環境や服装など周囲の環境を整えます。
次に、予行練習として映り方や話し方をチェックし、面接開始30分前には余裕をもって準備します。
そして、入室用URLをクリックし、Web面接を受けましょう。
①面接案内を応募先企業から受け取る
Web面接前に、応募先企業から面接用URLと使用ツールが通知されます。
使用ツールは慣れていないこともあるため、入退室のボタンやボリューム変更などを事前に確認しましょう。
②通信環境や服装など事前準備を進める
Web面接に必要な各種機器やツール、服装、周囲の環境を整えます。
Web面接の準備物 | 準備物の詳細 |
---|---|
パソコン | 画面サイズの大きいパソコンがおすすめ |
イヤホン | マイク機能付きのイヤホンがおすすめ |
Webカメラ | 画素数は200万以上 角度調整が可能 上記2点を満たすWebカメラは明るく映る |
スタンドライト | 「昼白色」「白熱灯」「蛍光灯」など色の調整 角度調整が可能 上記2点を満たすスタンドライトがおすすめ |
使用アプリやツールのダウンロード | 事前にダウンロードする |
安定したインターネット環境 | 20Mbpsから50Mbps程度の通信速度が必要 |
Webカメラやスタンドライトを購入する際は、画素数や角度調整などの機能をチェックします。
インターネット環境における通信速度は、20Mbpsから50Mbps程度必要です。
また、家族と同居している人は面接日時を事前に伝えることで、面接中の入室や外部の音を気にせず集中できます。
③予行練習で映り方や話し方をチェックする
面接の本番前に、予行練習として映り方や話し方をチェックします。
Web面接は対面式と異なり、 カメラ内の映像で求職者への印象が決定します。
予行練習時に、以下の項目についてチェックしましょう。
予行練習のチェック項目 | チェック項目の詳細 |
---|---|
インターネット環境の問題 | 通信速度(20Mbpsから50Mbps以上) 映像がカクカクしていないか 音声が途切れていないか |
デバイスの充電環境 | パソコンやスマホはフル充電されているか |
体が映る範囲、目線の高さや角度 | カメラの角度は顔と平行になっているか |
面接ツールのプロフィール画像やアカウント名 | 面接に適した氏名や画像を登録しているか |
面接時の背景 | 周囲に余計なものが映り込んでいないか |
部屋の明るさ | 顔が明るくクリアに映るか |
髪形やメイク、表情 | 髪形やメイク、表情における印象の良さ |
マイク音量の大きさ | マイク音量を適切な大きさに設定しているか |
雑音の有無 | 雑音は入っていないか 声がクリアで聞こえやすいか |
話し方や話すスピード | 会話は落ち着いて聞き取りやすいか |
Web面接のインターネット環境によって、映像がカクカク、音声が途切れるなどの影響があります。
また、デバイスの充電不足により、面接途中に退出する可能性もあります。
そして、対面式の面接より話し方やスピードが異なるため、通常より落ち着いて話す姿勢が大切です。
予行練習において、各項目を確認しましょう。
④面接開始30分前に通信状況や映像を確認する
面接開始30分前にはパソコンやスマホの電源を入れ、余裕をもって準備しましょう。
面接入室前にインターネット環境や髪形、メイク、服装を最終チェックします。
音声におけるミュート設定の有無も、確認しましょう。
また、入室用URLへ早めにログインすると、面接官に通知されます。
予定時刻より早く入室することで、面接官が準備中の可能性があります。
入室のタイミングとして、面接開始5分前がおすすめです。
ただ、会社側から「10分前」「オンタイム(定刻通り)」など事前に指示された場合には、従いましょう。
スムーズに面接がスタートできるタイミングで、入室用URLへログインします。
⑤Web面接を受ける
入室用URLをクリックし、Web面接を受けます。
Web面接は、以下の項目をチェックしましょう。
面接の流れ | チェック項目 |
---|---|
①あいさつ (最初の一言) |
待機時点で面接は開始していると考える |
対面式のように席を立つ必要はない | |
「本日、面接を受けさせていただきます山田太郎(氏名を入れる)です。 よろしくお願いいたします」と元気良く挨拶する |
|
あいさつとお辞儀を意識的に分ける | |
お辞儀は45度の角度に頭を下げる | |
②画面の距離・目線 | 証明写真のように胸元まで映す |
基本的にカメラを見て話す | |
画面上の面接官を見ることで目線が下がる | |
③表情・話し方 | 面接中は意識して口角を上げる |
普段より大きな声で話す | |
いつもよりゆっくり間を取って話す | |
質問に回答後「以上です」と付け加える | |
「音声が途中で途切れる」「聞き取りにくい」場合は、
「すみません、少々声が聞きとりにくい状況です。 私の声は聞こえていますでしょうか」と尋ねる |
|
④退室 (ログアウト) |
勝手に退室せず、指示に従う |
「会社側が面接を先に終了する」「先に退室を促される」の2つがある | |
先に退室を促された場合には、退出前のマナーとして、
「本日はありがとうございました。失礼いたします。」と伝える |
Web面接に入室後の待機状態において、採用担当者が着席していない可能性があります。
待機状態の態度を確認しているため、待機時点でも面接モードに切り替えましょう。
また、「入室後の元気が良い挨拶」「退出時にありがとうございましたと伝える」ことで、社会人として礼節を表現できます。
そして、Web面接は自宅で実施する人が多いため、緊張感を持って面接を受けましょう。
Web面接に必要な準備物
Web面接に必要な準備物として、以下の6点が挙げられます。
- パソコンやWebカメラなどの電子機器
- ライトや固定スタンド
- アプリケーションや面接用ツールのインストール
- 面接用スーツ
- 会社説明資料
- 人事担当者の連絡先
デバイスやライト、固定スタンドなどのアイテムを用意し、快適にWeb面接を受けましょう。
パソコンやWebカメラなどの電子機器
パソコンやタブレット、スマホなど、Web面接に対応しているデバイスが必要です。
Web面接に必要なデバイス | デバイスの詳細 |
---|---|
パソコン | CPU:Core i5以上(Intel)/Ryzen5以上(AMD) メモリ:8GB ストレージ:256GB(HDDやSSD) 上記3点を満たすパソコンがおすすめ |
タブレット | 普段使用しているタブレットで可能 |
スマートフォン | 普段使用しているスマートフォンで可能 |
マイク | マイク内蔵型のイヤホンがおすすめ マイク内蔵型の場合は、下記イヤホンは不要 |
イヤホン | 音質が安定するが、セット後の髪型が崩れやすい |
Webカメラ | 画素数は200万以上 角度調整が可能 上記2点を満たすWebカメラは明るく映る |
パソコンから面接を受けることで通信環境が安定し、タブレットやスマホなどによる手ぶれが発生しません。
パソコンはWebカメラをUSBに接続し、使用しましょう。
内蔵カメラは画素数が低いため、面接官への映りや印象が悪くなる可能性があります。
「画素数は200万以上」「角度調整が可能」を満たすWebカメラをパソコンのUSBに接続し、万全な体制で面接を受けましょう。
ライトや固定スタンド
「パソコン」「スマートフォン」「タブレット」の各デバイスに応じて、スタンドやリングライトを用意しましょう。
Web面接に必要な準備物 | 準備物の詳細 |
---|---|
リングライト | 光の色が変更できるリングライトがおすすめ |
パソコンスタンド | ノートパソコンを見やすい高さや角度に調節できる 自然なカメラ写りになり、姿勢改善にもつながる |
スマホスタンド | スマホスタンドで固定し、手振れを防止する スマホ落下時に音が出ないよう、スタンド下にタオルを敷く |
タブレットスタンド | 滑り止め機能があり、縦横に設置できるアイテムがおすすめ |
パソコン経由によるWeb面接は、リングライトを使用しましょう。
リングライトによる光の色 | 光の色の詳細 |
---|---|
昼白色 | 自然光に近い色 自然な肌色を映し出す |
白熱灯 | 柔らかく温かみがある色 肌色に赤みを強調する |
蛍光灯 | 青みがかった色 肌色が落ち着いた印象で、悪く見える場合がある |
購入するリングライトによって「昼白色」「白熱灯」「蛍光灯」3種類の光を調整できます。
照明が明るすぎることで、白飛びが発生します。
白飛びは映像の一部分にライトが過度に当たることで、見えづらくなる現象です。
また、角度を間違えることで肌の影を強調し、暗い印象として映ります。
光の色が変更できるリングライトを使用し、自然で明るい肌に見えるよう調整しましょう。
アプリケーションや面接用ツールのインストール
アプリケーションや面接用ツールを、事前にインストールしましょう。
Web面接の使用ツールは、事前に各種設定や音量調整を実施します。
ツールによって自分の映りや姿を録画できるため、客観的にチェックしましょう。
確認項目 | 確認項目の詳細 |
---|---|
マイク・イヤホンの機能 | ノイズやハウリングがないか クリアな音声が届いているか |
アカウント名 | 面接用ツールの「名前」「プロフィール写真」はふさわしいか |
音ズレや声量 | 実際に話してみて、音ズレや声量はないか |
カメラの位置や背景 | 実際に話してみて、カメラの位置は適切か 背景がシンプルにまとまっているか |
デバイスの充電・通信容量 | パソコン・スマートフォンや無線イヤホンの充電 パソコンにおける電源は接続されているか スマートフォンによる通信制限や残容量は問題ないか |
アプリの通知 | WEB面接に関係ないアプリの通知はオフにしているか 通知音や表示設定をオフになっているか |
当日のWeb面接をイメージし、アカウント名や音質、映り方などを確認しましょう。
面接用スーツ
Web面接の服装として、対面式の面接と同様にスーツを着用しましょう。
上半身のみ映る場合でも、下半身が移った際にも備えられる服装へ整えます。
面接当時において「カメラや音声などのトラブル」「部屋の外から声を掛けられた」など、瞬発的に立ち上がる場面が想定できます。
順調に面接を進めていても、身だしなみによる手抜きの発覚は避けるべきです。
Web面接でも対面式の面接と同様に、上下のスーツを着用しましょう。
会社説明資料
会社説明資料を、面接時に役立つ資料として印刷しましょう。
モニター横にデータホルダーを設置し、会社説明資料を確認しながらWeb面接が受けられます。
また、カンペをデータホルダーに設置し、面接中に確認するのはおすすめしません。
カンペの確認が発覚することで、面接官からの印象が悪くなります。
万が一のために、カンペを貼り付けたい人も多いかもしれません。
カンペなしでも自信を持って面接に臨むことで、面接官に熱意が表現できます。
人事担当者の連絡先
人事担当者の連絡先をメモし、突発的なトラブルの際に連絡できるよう準備しましょう。
前触れもなく、パソコンが切断するケースも考えられます。
様々なトラブルに備えるためにも、人事担当者の連絡先を事前に尋ねましょう。
また、トラブルの際は素早く動けるよう、データフォルダに連絡先を貼り付けるのもおすすめです。
Web面接を成功させるポイント【5選】
Web面接を成功させるポイントとして、以下の5点が挙げられます。
- 笑顔や声のトーンを意識する
- Webカメラに目線を合わせる
- 対面式より落ち着いたテンポで受け答えする
- 聞く姿勢を意識する
- Web面接の事前テストを実施する
笑顔や声のトーン、Webカメラに目線を合わせるなど、面接官に配慮する姿勢が大切です。
また、Web面接の事前テストを実施し、写り方や音声を確認しましょう。
笑顔や声のトーンを意識する
笑顔や声のトーンを意識し、Web面接を受けましょう。
対面式の面接より、求職者の表情や感情が読み取りづらい面接官も多くいます。
また、通信環境によって、言葉が聞き取りづらい状況も考えられます。
面接官が気持ち良く面接に臨めるためにも、焦らずゆっくりと大きな声で話しましょう。
他には、相手の表情を確認しながら話す姿勢が大切です。
少し明るめの表情や声のトーンを意識し、面接官に気を配りましょう。
Webカメラに目線を合わせる
Web面接では、Webカメラに目線を合わせて話しましょう。
Web面接は画面上の面接官を注目しがちですが、求職者はやや下を向いた目線に映ります。
一方で、Webカメラを見つめることで面接官と目が合います。
時には面接官を画面上で確認しながら、基本的にはカメラに目線を合わせましょう。
対面式より落ち着いたテンポで受け答えする
Web面接において、対面式より落ち着いたテンポで受け答えしましょう。
Web面接独特の現象として、会話のタイムラグがあります。
会話の認識に多少の時間がかかり、面接官と会話のタイミングがかぶりやすくなります。
会話がスムーズに噛み合わないことで、面接官に良くない印象を与えるため注意が必要です。
通常よりやや遅いテンポで話し、会話のテンポを合わせます。
また、話し終えた際に「以上です」と付け加え、面接官が話しやすいように配慮しましょう。
聞く姿勢も意識する
Web面接は面接官の話に頷き、意識的に相槌を打ちましょう。
カメラ越しから細かい表情が確認しづらいため、表現の技法として面接官に聞く姿勢を伝えます。
会話内容の区切りが良いところで、相槌を打ちましょう。
話の途中に焦って相槌を打つことで、会話中の面接官も不快な思いを味わいます。
面接官の会話に適度な相槌を打ち、聞く姿勢を意識しましょう。
Web面接の事前テストを実施する
Web面接の実施前に、事前テストを実施しましょう。
Web面接において、カメラに映る情報が全てです。
事前テストを実施し、自分自身の写り方や音声を確認しましょう。
事前テストのチェック項目 | チェック項目の詳細 |
---|---|
インターネット環境の問題 | 通信速度(20Mbpsから50Mbps以上) 映像がカクカクしていないか 音声が途切れていないか |
体が映る範囲、目線の高さや角度 | カメラの角度は顔と平行になっているか |
面接ツールのプロフィール画像やアカウント名 | 面接に適した氏名や画像を登録しているか |
面接時の背景 | 周囲に余計なものが映り込んでいないか |
部屋の明るさ | 顔が明るくクリアに映るか |
髪形やメイク、表情 | 髪形やメイク、表情における印象の良さ |
マイク音量の大きさ | マイク音量を適切な大きさに設定しているか |
雑音の有無 | 雑音は入っていないか 声がクリアで聞こえやすいか |
話し方や話すスピード | 会話は落ち着いて聞き取りやすいか |
また、「家族や友人に協力してもらう」「転職エージェントの担当者にチェックしてもらう」など、第三者からアドバイスを得る方法もおすすめです。
Web面接の注意点
Web面接の注意点として、以下の5点が挙げられます。
- 開始15分前に待機する
- メモ帳にメモをとる
- バーチャル背景は使用しない
- 他のアプリやブラウザは接続しない
- PCや回線トラブルにも落ち着いて対処する
ゆとりを持って、Web面接の開始15分前に待機します。
また、「メモ帳にメモをとる」「バーチャル背景は使用しない」「他のアプリやブラウザは接続しない」などの点にも留意します。
そして、Web面接のPCや回線トラブルにも、落ち着いて対処しましょう。
開始15分前に待機する
ゆとりを持って、Web面接の開始15分前に待機しましょう。
開始直前に準備することで、想像以上にツールの起動が遅いケースがあります。
また、ログイン時にIDやパスワードを間違えるなど、不測の事態も想定できます。
通常より少し早めの15分前までに、Web面接を準備しましょう。
メモ帳にメモをとる
面接中の気になる事柄は、メモ帳にメモを取りましょう。
パソコン上からメモを取る場合は、キーボードやタイピング音が音声として入ります。
求職者の声が聞き取りづらいため、手書きでメモを取りましょう。
また、スマートフォンによるメモ機能は、立ち上げ後の不具合によって、面接中断の可能性があります。
メモの際は「メモをとってもよろしいでしょうか?」と、面接官へ事前に伝えます。
トラブルを避けるためにも、メモ帳にメモを取りましょう。
バーチャル背景は使用しない
Web面接の背景として、バーチャル背景の使用は控えましょう。
バーチャル背景の自動感知機能によって、「求職者の動きによる画質の低下」「体の一部にデジタル背景が重なることで映らない」などのトラブルが発生します。
また、求職者の動作によってデジタル背景が消え、元の背景が映し出されるケースもあります。
後ろの背景をシンプルに整え、Web面接を受けましょう。
他のアプリやブラウザは接続しない
Web面接において、他の不要なアプリやブラウザの接続を控えましょう。
Web面接中のツール使用は、インターネット回線に大きな負担がかかります。
負担を上乗せするため、途中で音声や映像が途切れるリスクが高まります。
安定した通信環境を整えるためにも、不要なアプリやブラウザを閉じましょう。
PCや回線トラブルにも落ち着いて対処する
PCや回線トラブルにも、落ち着いて対処しましょう。
Web面接において、インターネット環境やIT端末のトラブルが発生しやすくなります。
不測の事態にも冷静に対処することで、トラブル処理能力をアピールできます。
トラブル時の冷静な対応をシミュレーションすることで、面接官に好印象を与えられますよ。
Web面接に多い失敗例【対処法も紹介】
Web面接に多い失敗例として、以下の6点が挙げられます。
- 通知音や外部音が入る
- 相手の声が聞こえない
- 面接中に家族やペットが部屋に入る
- 突然PCの電源が切れる
- 目線が下がっている
- 画面が揺れている
「通知音や外部音が入る」「相手の声が聞こえない」「面接中における家族やペットの入室」など、突然のトラブルにも落ち着いて対応します。
また、充電が不十分なため、突然PCの電源が切れるケースもあります。
「目線が下がっている」「画面が揺れている」など、映り方にも注意しましょう。
通知音や外部音が入る
面接中にSNSをパソコンやスマートフォン上で起動することで、通知音や外部音が鳴ります。
SNSを最小化に設定していても、通知音や外部音が発生します。
Web面接以外のソフトやウィンドウは、最小化ではなく完全に閉じましょう。
他には、予定外の来訪者によって、インターホンが鳴るケースがあります。
インターホンが鳴った際には、「申し訳ございません」と謝罪の言葉を伝えましょう。
音が鳴り止んだ後で、再び話し始めます。
相手の声が聞こえない
音声や映像のトラブルによって、面接官が不快に思う可能性があります。
また、音声や映像トラブルによって、面接日程を再調整する場合もあります。
各種デバイスについて事前に確認し、快適にWeb面接を実施しましょう。
そして、面接当日にも「インターネット環境」「カメラ」「イヤホン」「マイク機能」をチェックします。
面接直前に家族や友人に協力してもらい、各デバイスが機能しているかリハーサルしましょう。
面接中に家族やペットが部屋に入る
Web面接中に、家族やペットによる入室が考えられます。
同居中の家族に、面接を受ける時間を伝えましょう。
事前に伝えることで、面接中に家族やペットによる入室を予防できます。
また、当日の朝や面接実施前にも、念押しとして周知しましょう。
面接部屋の入口に、「ただいま面接中!」の張り紙を貼るのもおすすめです。
突然PCの電源が切れる
PCやスマートフォンの充電が不十分なことによって、面接途中で突然PCの電源が切れます。
Web面接に使用する機器の充電チェックは、意外に忘れがちです。
Web面接における使用機器の充電をチェック後、充電器に接続状態で面接を受けると安心ですよ。
目線が下がっている
パソコンやスマートフォンが低位置の場合に、目線が下がるため注意しましょう。
「面接官を見下ろす」「姿勢が猫背に見える」など、悪い印象を与えます。
目線を最適な位置に合わせるには、パソコンやスマートフォンを顔の高さへセッティングします。
パソコンやスマートフォン用のスタンドを用意することで、高さを調整できますよ。
画面が揺れている
スマートフォンやタブレット経由のWeb面接は、手振れが生じます。
面接担当者側の映像で求職者が揺れているため、面接中に指摘されるケースもあります。
スマートフォンやタブレット専用スタンドを購入し、デバイスで固定することで手振れを予防しましょう。
まとめ
今回はWeb面接の概要や具体的な流れ、必要な準備物、成功させるポイントについて解説しました。
Web面接の流れや各種ポイントを把握することで、自分自身の強みを的確にアピールできます。
本記事を参考にして、Web面接を成功させましょう。
Web面接の転職に関するQ&A
Web面接の転職に関するQ&Aを紹介していきます。
抱えている悩みと同じ項目を見つけた人は、参考にしてみてください。
Web面接でカンペはバレる?
転職のWeb面接におけるカンペは、高確率で気づかれています。
日研トータルソーシングの調べによると、約72%の人事担当者から「カンペの使用に気づいたことがある」といった意見が挙がっています。
引用元:Web面接のカンペはバレる?使ってOK?それともNG?面接官にアンケート!
過度なカンペの確認によって、コミュニケーションスキルが低いと評価されるケースが多いようです。
一方で、モニター横にデータホルダーを設置し、会社説明資料を確認する姿勢を評価する担当者もいます。
志望動機や自己PRを棒読みすることで、コミュニケーションが苦手なイメージを持たれます。
カンペを使用する際は、会社説明資料の確認に留めましょう。
転職時のWeb面接で聞かれることは?
Web面接で聞かれることとして、以下の7項目が挙げられます。
Web面接の質問内容 | 質問内容の回答例 |
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転職理由を教えてください | 現職のエンジニア業務は、決まった範囲以上の仕事に取り組めない環境です。 今後の将来のためにもスキルアップ・キャリアアップを目指したいため、御社への転職を希望いたしました。 |
志望動機を教えてください | 御社は、SNSを活用したマーケティング事業を取り入れているとお見受けします。 昨年発売された商品「○○」は発売直後から購入希望者が多く、業界内にも大きな影響を及ぼしました。 商品におけるクオリティの高さだけではなく、御社のSNSマーケティングによる影響が大きいと受け止めております。 現職では市場分析や顧客ニーズを把握するマーケティング部門に貢献してきました。 マーケティング業務で身に付けたスキルを活かし、御社の良質な商品を市場に広く周知していきたいと考え、応募いたしました。 大学卒業後、メーカーの商品開発部門に5年間携わりました。 商品の設計から試作品の製造、量産時の立ち会いまで、幅広い業務を経験しています。 今後は前職の経験を活かし、ユーザーに近い商品開発に携わりたいと考え、多数のトップシェア製品を開発している御社に応募いたしました。 |
職務経歴について教えてください | 前職において、自社サービスとなる勤怠管理システムの営業に4年間取り組みました。 最初は契約が取れず悩みを抱える日々が続きましたが、会社で参加したセミナーをきっかけとして、販売はお客様の悩みの根本を探る大切さを深く知りました。 セミナー後にアプローチを変えたところ、営業成績を大幅に伸ばすことができました。 入社2年目の時点で、目標の月間トップセールスを獲得し、自信が持てたことによって営業成績をさらに伸ばせました。 現在は部下6人をまとめるチームリーダーを担っています。 前職での営業経験や知識は、必ず御社の商品や事業に役立てると考えております。 自動車部品メーカーで5年間営業事務職として、見積書や発注書、検収書の入力業務や伝票作成を担当していました。 2020年には「簿記1級」、昨年には「マイクロソフトオフィススペシャリスト」の資格を取得し、日々正確でスピーディーな事務処理能力を磨いています。 これまでの営業事務の経験を活かし、御社の成長に貢献したいと考えております。 |
自己PRをしてください | 前職において販売業務に携わり、人と接する喜びを知りました。 人見知りで口下手な性格ですが、アフターフォローまで親身に接することで苦手意識を克服でき、結果的にお客様にも喜んでいただけました。 現在では、新規顧客の3分の1が既存客からの紹介となっており、大きな自信にもつながっています。 3年間営業職として「顧客深耕型」のスタイルで仕事に取り組みました。 顧客である事業主とコミュニケーションを通して関係性を深めつつ、取引先の現状について把握するよう努めました。 ニーズに合った商品開発を数多く実現することで、毎年前年比15%の売上げ向上に貢献しました。 事業主の方と強固な信頼関係を築く中で、私自身も大きく成長できたと感じています。 顧客深耕型の営業経験を活かし、御社の企業コンサルタントとして寄与していきたいと考えております。 |
短所を教えてください | 私の短所は、頑固な性格です。 仕事のやり方にはこだわる性質があり、効率的な仕事の進め方を苦手に感じていました。 効率的な仕事を得意とする社員にやり方を聞き、数多くの学びが得られました。 先程お話した経験をもとに、現在は、具体的な手順をイメージし、計画的に仕事を進めています。 また、困った時には、周囲の同僚に助言を求めるよう意識しています。 私の短所は、心配性なところです。 初めてプロジェクトに配属された際、自分の担当業務にミスがなかったか不安になっていました。 以降はスケジュールをあらかじめ把握し、事前準備やチェック作業の時間を設けることで、落ち着いて仕事に取り組めるようになっています。 |
企業選びの軸を教えてください | 私が企業選びとして大切にしている軸は、これまでのキャリアで磨いたスキルを活かせる点です。 前職は営業職として、保険や新規顧客の獲得など幅広い業務に携わりました。 御社が提供する保険サービスは、同業種より低価格かつ充実した補償内容だと感じております。 また、私自身は営業職へ7年勤務し、営業部長として社内売り上げ20%アップに寄与しました。 幅広い営業職の仕事が存在しますが、前職の営業経験も活かし、有益な保険サービスの周知に貢献したいと考えております。 私が企業選びとして大切にしている軸は、人と触れ合う機会の有無です。 前職のスーパーマーケットの業務で、顧客のニーズに応えて仕事に取り組む姿勢が大切だと痛感しました。 御社では自社開発の商品を販売する機会を設け、地域の方と交流する機会が多くあります。 商品に関する様々な意見を伺うことで、更なる顧客満足度の向上を目指せる環境だと受け止めております。 |
当社について何か質問はありますか? | 御社で仕事を始める前に、勉強しておいたほうが良い分野などはありますか? 日常業務において、海外企業と英語でメールのやり取りを行っています。 御社では海外勤務の可能性はありますか? |
他には、以下の項目について、質問される可能性があります。
- あなたのキャリアプランについて教えてください
- 突然の残業や休日出勤は大丈夫ですか?
- 弊社の理念やビジョンをどう思いますか?
- 気になる最近のニュースは何ですか?
- 他に受けている企業はありますか?
- 希望職種と異なる場合はどうしますか?
対面式の面接と同様に、仕事への姿勢や考え方に関する質問が多いようです。
転職時のWeb面接でおすすめの場所は?
転職時のWeb面接でおすすめの場所として、以下の5種類が挙げられます。
おすすめの場所 | 面接場所のメリット・注意点 |
---|---|
自宅 | 面接時間前に家族へ協力をお願いする 面接中は「只今面接中」の張り紙を貼る 宅急便など訪問客が来ないよう、配慮する シンプルな背景をセッティングする |
コワーキングスペース | インターネット環境が快適 利用者が少ない時間帯に使用する |
貸し会議室 | インターネット環境を事前に確認する 画面からの映像が暗くないかチェックする 会議や研修目的の大部屋もあり、レンタル料が高額なケースもある |
転職エージェント | 転職エージェントによって、面部部屋の貸し出しが可能 インターネット環境も整っている |
ホテル | ホテルの部屋は、照明が整っていて静かな環境 多くのホテルは、インターネット回線が利用できる 「宿泊なし」「日帰りのデイユース」なら、低価格で料金を抑えられる |
自宅を含めて最適な環境を検討し、面接を受けましょう。
Web面接時での最初の一言は?
Web面接時における最初の一言として、以下のような挨拶が良いでしょう。
「本日面接を受けさせていただきます山田太郎(名前を入れる)と申します。よろしくお願いいたします。」
また、オンライン面接は立ち上がることで画面から見切れるため、座った状態から挨拶します。
話し出すタイミングは、面接官の進行に従いましょう。
転職におけるWeb面接の服装は?
Web面接には、スーツを着用しましょう。
また、万が一のトラブル時に下半身も映るため、上下にスーツを着用します。
Web面接の服装は、対面式の面接と同様のスタイルを意識しましょう。