転職の面接で質問されることは何?面接の質問に回答するポイントや逆質問のコツも

転職の面接で質問されることは何?面接の質問に回答するポイントや逆質問のコツも
転職時の面接で、どのような質問があるのか気になる人
転職時の面接で、どのような質問があるのか気になる人

面接でどのような質問を受けるのか、面談前にリサーチしたい。

また、「面接の質問で回答する際のポイント」「逆質問でどのような質問をすべきか」についても、事前に知りたいなぁ。

「面接でどのような質問を受けるのか、不安だから事前にリサーチしたい…。」

「面談の逆質問の回答方法がわからず、本番前に緊張してしまう…。」

上記のようなお悩みを抱えたことはありませんか?

面接でどのような質問を受けるのか気になり、事前に面接の質問内容についてリサーチしたいと考える人も少なくありません。

面接では、「自己紹介」「転職理由」「志望動機」「自己PR」などについて質問されます。

「実績は具体的な数値で話す」「面接官の立場になって回答する」「第一印象を大切にする」などのポイントを抑えることで、自分自身の良さを面接で引き出せます。

今回は面接でよくある質問、面接の質問で回答する際のポイントや逆質問する際のコツ、面接の流れについてご紹介します。

本記事を参考にしながら、理想の職場へ転職しましょう。

目次

面接でよくある質問

面接でどのようなことを質問されるのか気になる求職者

面接でよくある質問として、以下の8点をご紹介します。

各質問に関する「質問される理由」「質問に回答する際のポイント」をチェックし、万全に面接の質問に備えましょう。

自己紹介

面接官から、自己紹介を求められる質問を受けることがあります。

自己紹介について質問することで、以下の事柄について知りたいためです。

自己紹介を質問する意図

  • 応募者の人柄を知りたい
  • 簡潔に話せるスキルの有無をチェックしたい
  • コミュニケーション能力があるか知りたい
  • 面接で話しやすい雰囲気を作りたい

具体的には、以下のような会話で、面接官から自己紹介を求められます。

自己紹介を求められる会話

  • 自己紹介をしてください
  • 経歴や実績を交えて自己紹介をお願いします

また、自己紹介する際には、以下の構成に沿って進めていきます。

自己紹介の内容詳細
挨拶(お礼の言葉を含む)「本日は貴重なお時間をいただきありがとうございます」といった言葉を伝える
氏名と略歴「山田花子(自身の氏名)と申します。」と氏名を伝えて、「◯◯職を◯年経験してきました」といったように、これまでの職務経歴について簡潔に話す

さまざまな実務経験を積んでいる場合は、伝える内容が長くなりすぎないよう注意する
強みと実績「エンジニア職の実務経験があり、PythonやC/C++などの言語を使用できる」「営業職で10億円の売上に貢献できる」など、自己PRにつながる自身の強みや前職での経験・実績を端的に伝える

職務経歴書の内容を整理し、応募企業で活かせる部分をピックアップして話す
入社意欲上記で話した「強みと実績」の内容を踏まえて、「これまでの経験を活かしてぜひ御社で活躍したいと考えています」といった表現を伝える
結びの言葉自己紹介の最後は、「よろしくお願いいたします」といった簡単な結びの言葉で締める

上記の流れに合わせて回答することで、まとまった文章で自己紹介できますよ。

自己紹介の際には、以下のポイントを押さえて回答しましょう。

自己紹介の回答で意識すべきポイント

  • 自己紹介を1~2分間にまとめる
  • 面接官が知りたい部分について、要点を押さえながら簡潔にまとめる
  • 第一印象に気を配る

面接の冒頭で求められる「自己紹介」は、冊子の「目次」に当てはまります。

求職者の「経歴」「強み」「キャリア」について、わかりやすくまとめて伝えましょう。

転職理由

面接時に、転職理由について質問されるケースがあります。

具体的には、以下のような文章で、転職理由を質問します。

転職理由を聞く際の質問文

  • なぜ転職しようと思いましたか?
  • なぜ今の会社を辞めたいのですか?
  • 前職を辞めた理由は何ですか?

また、転職理由をチェックする理由は、以下の通りです。

転職理由を質問する理由

  • 応募者が自社で活躍できる人材かチェックしたい
  • 入社後に求職者と採用企業側のミスマッチが発生し、早期離職しないかチェックしたい

面接官は応募者の転職理由(退職理由)と自社で起こりうる状況を照らし合わせて、相性をチェックしています。

繁忙期に残業が発生しやすい企業なら、「残業が多くて定時で帰れないため、辞めました」というように、残業に関する考え方のミスマッチが原因で早期離職するケースがあるためです。

そのため、明確な転職理由を提示する従業員を雇用し、採用後の早期離職を予防したいと考えています。

また、転職理由を回答する際のポイントとして、以下の点を意識しましょう。

転職理由を回答する際のポイント

  • 前向きな転職理由(動機)を伝える
  • 嘘の転職理由(退職理由)を作らない
  • 「キャリアプラン」「働く目的」の2点に一貫性を持たせる
  • 前向きな姿勢と熱意を言葉で表現する

前向きな転職理由(動機)を伝えることで、採用後に不平不満が発生して早期離職する不安を軽減できます。

次に、嘘の転職理由を伝える場合を想定しましょう。

求職者が保有していないスキルを提示しても、採用されるケースがあります。

しかし、採用後に保有スキルを必要とする仕事を任せられるため、仕事を進められずに嘘のスキルを提示したことが発覚します。

求職者はスキルや資格を保有していないため、仕事に取り組り組むことができず、結果的に採用時についた嘘が発覚します。

保有していないスキルを提示して採用された場合は、解雇されるケースもあるため注意しましょう。

他には、「キャリアプラン」「働く目的」の2点に一貫性を持たせることで、転職したい意欲を表現できます。

例えば、以下のように、「10年後」「5年後」「3年後」において、仕事で理想とする状況についてイメージしましょう。

エンジニアとして転職したい人のキャリアプラン

  • 10年後:プロジェクトマネージャーとして依頼先のクライアントと面談しながら、アプリ開発に携わっている
  • 5年後:主力のプログラマーとして、「Python」「R」「C/C++」「Java」「Swift」などのプログラミングスキルを習得している
  • 3年後:一人で仕事を進められる力をつけるために、「先輩のスキルを吸収する」「ユーチューブを見てプログラミングを勉強する」などスキルアップに取り組む

エステティシャンとして転職したい人のキャリアプラン

  • 10年後:独立し、エステサロンを経営している
  • 5年後:店長として、エステサロンの運営や売り上げ、顧客の対応など幅広い業務に携わる
  • 3年後:「先輩のエステティシャンから技術を吸収する」「各種セミナーに参加してスキルアップを目指す」など、積極的に仕事の実力を高める

10年後における理想のイメージが明確化したら、「5年後にはこれぐらいのスキルや実力が必要」「3年後にはスキルアップに集中する」などの目標が決まっていきます。

また、キャリアプランについてイメージする際には、会社側にとって自分がどのくらい成長するべきかといった視点を持つことも大切です。

具体的には、5年後には「Python」「R」「C/C++」「Java」「Swift」などのプログラミングスキルを習得していなければ、自分を雇用している会社が損失を受ける」といった、事業主側の視点に立って考えましょう。

「自分自身が掲げるキャリアプラン」「会社にとって役立つ存在であるために必要なスキル」2点を意識して、キャリアプランをイメージしましょう。

志望動機

面接時に、志望動機について質問されるケースがあります。

志望動機を聞く際の質問文として、以下が挙げられます。

志望動機を聞く際の質問文

  • 弊社を志望した理由について教えてください
  • なぜ未経験の職種である弊社の仕事にチャレンジしようと思ったのですか?
  • 転職を決めた理由は何ですか?

また、志望動機を質問する理由は、以下の通りです。

志望動機について質問する理由

  • 入社意欲の高さを知りたい
  • 入社後にやりたいことを知りたい
  • 企業理解の深さを知りたい

志望動機では、「入社後に自社で長く働いてくれるか」という部分を面接官が見極めたいと考えています。

「この会社でなければならない」という明確な志望動機や志望理由を提示することで、早期離職する可能性を最小限に抑えられるためです。

明確な志望動機と志望理由がなければ、面接官は「どの企業でも良いのではないか」「とりあえず応募しただけだろう」といった印象を受けやすくなります。

また、志望動機を回答する際には、以下のポイントを意識しましょう。

志望動機を回答するポイント

  • 退職理由から転職理由へ至ったストーリーを明確化する
  • 転職先の魅力について触れる
  • 志望動機を話すのみではなく、転職先における仕事の熱意を盛り込む

また、ストーリー化して志望動機を回答する場合でも、PREP法に当てはめて回答することはおすすめしません。

PREP法とは、「主張」「理由」「具体例」「結論(冒頭の主張)」の順に話すことで、最初の主張に関する説得力を高められる方法です。

例えば、以下のような志望動機を伝える場合は、PREP法を意識しすぎることで採用担当者に仕事の意欲や熱意が伝わりにくくなります。

PREP法を活用した場合における、Web制作会社へ転職したい人の志望動機

私は大企業や中小企業など、幅広い顧客のWeb制作に携わりたいと考えております。

現職のWeb制作会社は、主な受注先が地域の顧客に偏る傾向があるためです。

実際には、地元の大阪市内における企業から依頼の受注を多く頂いており、首都圏の大企業と取引する機会が少ない傾向にあります。

これまで身に付けたWeb制作に関するスキルを活かし、御社の一員として、首都圏における企業のWeb制作やWebマーケティングの促進に携わり、貢献したいと考え志望いたしました。

同じ志望動機ですが、以下のような文章で同じ意味を熱意が感じられる文章に変更できます。

PREP法を活用しない場合における、Web制作会社へ転職したい人の志望動機

御社は大規模な企業を中心として、独自のアイデアを取り入れながら、利便性が高いアプリ開発事業を展開していると感じております。

現職のWeb制作会社で幅広いスキルを身に付けましたが、御社のような高スキルでハイセンスなアプリを世の中に提供したいといった思いが沸き起こってきました。

また、現職では主な受注先が地元の大阪に偏る傾向があります。

首都圏の大企業と取引する機会が多い御社のアプリ開発サービスに携わりながら、社会に役立つアプリを一員として提供していきたいと考え、志望いたしました。

求職者が転職したいと感じた具体的な経緯や、転職への熱意を込めた情報を伝える視点が大切です。

自己PR

面接で、自己PRについて質問されるケースがあります。

具体的には、以下のような質問文によって、自己PRを求められる場合があります。

自己PRについて求められる質問文

  • 自己PRをお願いします
  • ご自身の長所を教えてください
  • 今までの仕事で最も誇れる実績や成功体験は何ですか?
  • あなたの長所は何ですか?

面接官が自己PRを質問する理由は、以下の通りです。

自己PRを質問する理由

  • 応募者の人柄を知りたい
  • コミュニケーションスキルの有無をチェックしたい
  • 入社意欲の高さを知りたい

また、自己PRの質問を回答する際のポイントとして、以下の点が挙げられます。

自己PRの質問を回答するポイント

  • 具体的なエピソードを交える
  • 応募先企業で働きたい意欲を言葉で伝える
  • 実績を紹介する場合は「売上金額」「顧客獲得数」など、具体的な数字を提示する
  • 自己PRで提示した強みを、応募先企業で活かせる方法について明示する

自己PRの強みを伝えて、応募先企業で活かす方法まで一貫して伝える姿勢が大切ですよ。

逆質問

面接で、逆質問を求められるケースがあります。

逆質問とは、採用面接の終盤で、求職者側から面接官へ質問できる機会を与えられることです。

具体的には、逆質問する際に、以下のような質問文で聞かれます。

逆質問の聞かれ方

  • 弊社に何か質問はありますか?
  • 最後に何か質問はありますか?

また、逆質問する理由は、以下の通りです。

逆質問する理由

  • 求職者の志望度合いを知りたい
  • 求職者がどれだけ準備してきたか確かめたい
  • 求職者のコミュニケーション能力を確かめたい
  • 求職者と自社企業における社風との相性を確かめたい

逆質問することで、「志望意欲が高いか」「応募先企業との相性が良いか」などの情報をチェックしています。

逆質問する際は、以下のポイントを意識しましょう。

逆質問する際のポイント

  • 自分で調べて解決できる内容は逆質問しない
  • 入社後を想定して逆質問する
  • 多くの逆質問をしすぎない

「活躍している社員の特徴」「リサーチのみでは把握しにくい部分」などを逆質問することで、採用担当者に好印象を与えられます。

注意点として、自分自身が疑問に感じる部分のみ逆質問しましょう。

回答を把握していながら面接に好印象を与える点を逆算し、逆質問の場で聞くことは控えましょう。

逆質問から話が展開できますが、本人は答えを知っていることでリアクションが薄くなり、面接官に違和感を与える場合も多いためです。

真摯な姿勢で聞きたい内容について、逆質問しましょう。

キャリアビジョン

面接で、キャリアビジョンについて質問されるケースがあります。

具体的には、以下のような質問文で、キャリアビジョンについて聞かれます。

キャリアビジョンについて聞かれる場合の質問文

  • 10年後のキャリアビジョンについて教えてください
  • 10年後どうなっていたいですか?
  • 将来の夢は何ですか?

10年後のイメージについて聞かれるケースが多いですが、「将来の夢」という切り口で質問される場合もあります。

「将来の夢は何ですか?」という質問を受けた場合は、夢と仕事を関連付ける必要があります。

具体的には、以下のように回答しましょう。

「将来の夢は何ですか?」という質問についての回答例

私の夢は、「他の人ではなく、君と仕事がしたい」と信頼される営業マンに成長し、お客様や自社の発展に寄与する人材となることです。

また、キャリアビジョンについて質問される理由として、以下の点が挙げられます。

キャリアビジョンについて質問される理由

  • 採用することで、「自社」「求職者」双方の希望する働き方が実現できるか
  • 目標設定力があるか
  • 目標を達成するための実行力があるか

「転職後におけるミスマッチの予防」「ビジネスマンとして適切な目標を設定するスキル」などについてチェックしています。

また、キャリアビジョンについて回答する際には、以下のポイントを意識しましょう。

キャリアビジョンについて回答する際のポイント

  • 10年後の自分をイメージし、「5年後」「3年後」「1年後」それぞれのタイミングでどうなりたいかイメージする
  • 会社の立場から自分がどういう人材になるべきかについてもイメージする
  • 「ベンチャー企業」「大企業」など、企業の事業形態や事業規模のスピード感に合わせて、キャリアビジョンを設定する

具体的なキャリアビジョンをイメージし、仕事との関連性がある回答を用意しましょう。

他社の選考状況

面接で、他社の選考状況について質問されるケースがあります。

具体的には、以下のような質問文で他社との選考状況を聞かれます。

他社の選考状況について聞かれる際の質問文

  • 他の会社も受けていますか?そちらの選考は進んでいますか?
  • 他社の選考状況はいかがですか?
  • 併願先はどちらですか?

また、他社の選考状況について質問される理由は、以下の通りです。

他社の選考状況について質問される理由

  • 志望度(入社可能性)を把握したい
  • 自社に入社してもらうために、面談の対応を採用する際の参考にしたい
  • 求職者の「興味」「志向」「転職目的」を確認したい

また、他社の選考状況について回答する場合は、以下の点を意識しましょう。

他社の選考状況について回答する際のポイント

  • 具体的な企業名ではなく、「業種」「IT企業」「メーカー系」などのおおまかな情報を伝える
  • 「IT系のベンチャー企業のみ応募している」「語学力を活かせる外資系企業を併願している」など、一貫性がある他社の選考状況を伝える
  • 内定を獲得している場合は、気兼ねなく伝える
  • 併願の志望順位を聞かれた場合は、「御社が第一志望です」と回答する

他社の選考状況について回答する際のポイントを意識しながら、面接時に答えましょう。

雇用条件の確認

面談で雇用条件を確認するために、質問を受けるケースがあります。

雇用条件を確認することで、入社後にギャップを感じて早期離職するケースを最小限に抑えられるためです。

具体的には、以下のような質問文で、雇用条件について質問されます。

雇用条件を確認する際の質問文

  • 残業がありますが、大丈夫ですか?
  • 転勤がありますが、大丈夫ですか?
  • 転職後に年収がダウンしても大丈夫ですか?
  • 採用後はいつから働けますか?

雇用条件に関する質問は、以下のポイントを意識して回答しましょう。

雇用条件に関する質問に回答するポイント

  • 嘘はつかない
  • 曖昧に回答しない
  • 年収額の減額は受け付けられないなど、明確な軸がある場合は妥協しない

例えば、「年収額の増額のみ希望する人」なら、年収額の引き下げに応諾してはいけません。

一方で、年収額に強い希望がなければ、「御社が提示する年収額で一旦は合意し、明確な年収額については後に決めていきたい」といった内容を伝えましょう。

後に相談しながら決める姿勢を持つことで、大幅な年収ダウンといった想定外の事態にも対応できますよ。

面接の質問で回答する際のポイント

面接でどのようなことを質問されるのか気になる求職者

面接の質問で回答する際のポイントとして、以下の4点が挙げられます。

転職時は、実績を具体的な数値で話すようにしましょう。

また、面談時には、面接官の立場に立って回答する姿勢が大切です。

他には、「第一印象を大切にする」「募集職種に適した実務経験や実績、スキルを選んで答える」などのポイントを意識しましょう。

実績は具体的な数値で話す

転職時は、実績を具体的な数値で話すようにしましょう。

実績を具体的な数値で提示することで、保有スキルや仕事の実力について的確に伝えられるためです。

具体的には、以下のようなポイントを意識しながら、実績について伝えましょう。

面接で実績を伝える際のポイント

  • 置かれた「状況」に対してどのような「目的」を定め、どんな「考え」に基づく「行動」をとり、「成果」を残したかを考える
  • 「昨対比」「目標達成率」「社内順位」など、比較対象や客観的に成果を評価しやすい指標を伝える

例えば、営業職なら、以下のように実績を伝えましょう。

営業職で実績を伝える場合の例文

既存顧客の売り上げを増やし、安定した業績基盤を培いました。

結果的に取引先企業との信頼関係を深められたため、お付き合いのある企業をご紹介いただく機会を得られました。

ご紹介頂いたご縁がきっかけとなり、新規顧客を獲得いたしました。

また、2024年度に獲得した新規顧客10件のうち、8件はこのような形で紹介いただいた企業です。

当時に目標としていた売り上げ4,000万円を達成し、目標を掲げながら仕事に取り組む意欲が大切だと学べた貴重な経験だと感じております。

「具体的な数字」「実績の経験から得られたこと」「新規顧客数や売上金額など、客観的に実績を評価しやすい要素」を提示しましょう。

面接官の立場になって回答する

面談時には、面接官の立場に立って回答しましょう。

面接官は面談の機会で求職者自身のことを知りたいために、親切に知りたい内容をわかりやすく伝える姿勢が大切だからです。

例えば、面接官が求職者における、これまでの職歴やキャリアについて知りたい場合を想定しましょう。

応募職種と未関係となるこれまでの職歴やキャリアを語ることで、面接官が知りたい内容をピンポイントで提示できていないことになります。

面接官を困らせないためにも、関連するキャリアや実績を優先的に提示しましょう。

面接官が知りたい内容を先に伝えて、その後に具体的なエピソードや理由を説明することで、面接官が伝えたい内容を整理しながら理解しやすくなります。

面接官の立ち場に立つために何をすべきか悩むなら、面談の入室前に鏡をチェックして笑顔を作りましょう。

鏡の前に立ち、目の前に自分の大切な家族や恋人がいる気持ちで笑顔になります。

好印象で幸せそうな笑顔を作り、面接に臨みましょう。

面接官が心地良く面接を実施できるように、質問の内容や笑顔の表情に気を配りましょう。

第一印象を大切にする

面接では、第一印象を大切にしましょう。

面接で受けた第一印象によって、今後の求職者の評価も変動するためです。

第一印象を良くするためには、以下のポイントを意識しましょう。

第一印象を良くするために、取り組むべきポイント

  • 親しい人と話すように、コンタクトを取りながら笑顔で話しかける
  • 清潔感のある服装を着る
  • 面接官の話を聞く姿勢を大切にする

また、アメリカ合衆国の心理学者であるアルバート・メラビアンが提唱した、「メラビアンの法則」でも、笑顔をはじめとした表情による視覚的な情報が好印象を決める大きな要素になっています。

メラビアンの法則とは、「相手の態度や表情、目線やしぐさなどの視覚情報」「相手が話している声の大きさやトーン、話す速さや話し方などの聴覚情報」「相手の話している内容や言葉の意味などの言語情報」における3要素が与える影響度合いを検証したものです。

具体的には、以下の表のように、3つの要素が第一印象で与える影響度合いが異なります。

情報の種類概要影響度
視覚情報見た目、しぐさ、表情、視線55%
聴覚情報声の質や大きさ、話す速さ、口調38%
言語情報言葉そのものの意味、会話の内容7%

「楽しい」「嬉しい」「ありがとう」などの言葉を伝えても、言葉の意味や会話の内容は7%と影響力が小さくなっています。

例えば、言葉で「楽しい」と言っていても、態度や表情が退屈そうなら、「つまらなそう」という印象が強く伝わります。

「明るい笑顔」「早口にならない聞き取りやすい話し方」など、第一印象が与える影響を重視しましょう。

募集職種に適した「実務経験」「実績」「スキル」を選んで答える

募集職種に適した「実務経験」「実績」「スキル」を選んで答えましょう。

募集要件に関連する能力を提供することで、求人に採用されやすいためです。

具体的には、職種別に以下のような回答をすることで、自分に最適な職場に転職しやすくなります。

転職したい職種良い回答例
営業職食品メーカーの営業として、5年間既存顧客へのソリューション提案営業に取り組んでおりました。

「大手スーパーマーケットやドラッグストア」「コンビニエンスストア」「飲食店」などの業種で、約20社の顧客を担当していました。

採用当社の数年間は思うような成果が出せませんでしたが、「定期的に顧客を訪問してニーズをヒアリングする」「仮説検証しながら、根本的な課題を浮き彫りにして解決する」ことで、事業が抱える課題や局面の改善方法を提案していました。

結果として、最終の5年目では予算達成率160%までの営業実績を獲得いたしました。

御社では、営業で「スピーディーな課題解決」を指針として掲げていると見聞きし、転職することで早期の課題解決といった強みの部分で貢献できると考え、志望いたしました。
コンサルタント職課題の解決方法を顧客側が既に把握していることもありますが、そこにプラスアルファの提案と実現可能な道筋を示すことがコンサルタントの使命だと考えています。

イベント企画会社がグループ全体の経理システム一元化を希望していた案件では、RPA導入経験の豊富なSIerにヒアリングし、グループ企業まで一括して導入することで削減可能なコストを算出しました。

導入することで削減される業務工数をコスト換算し、約5年で回収できる見込みを立てることで、事業として実現性が高い方法を提案できました。

御社では、サービス業の事業者を中心として、コンサルタント事業を提供していると感じております。

これまでの顧客ニーズに合わせたコンサルタントスキルを活かして、御社の一員として貢献していきたいと考えております。
ITエンジニア私は大手部品メーカーで機械設計エンジニアとして7年間勤務し、機械設計技術者試験2級と2次元CAD利用技術者試験2級の資格を取得しており、機械設計に関するスキルと経験に自信があります。

また、「CAD」「CAM」「CAE」「IoTを取り入れた業務用機器の製品開発」の使用経験がありますので、それぞれのスキルを必要とする業務に対応できます。

御社では、「CAD」「CAM」「CAE」の設計から「IoTの製品開発」まで幅広い事業を展開していると見聞きしたため、これまでのスキルや実務経験を活かして貢献できると考えております。

転職したい職種に適した実務経験やスキルを伝えましょう。

面接で逆質問する際のポイント

面接の逆質問で何を話すべきなのか不安な求職者

面接で逆質問する際のポイントとして、以下の3点が挙げられます。

自分で調べて解決できる内容は、逆質問しないよう注意しましょう。

また、逆質問は、入社後を想定して質問する姿勢が大切です。

他には、多くの逆質問をしすぎないよう注意しましょう。

自分で調べて解決できることは質問しない

自分で調べて解決できる内容は、逆質問しないよう注意しましょう。

応募先企業に関して入社したい意欲があるなら、徹底的に企業研究した上で不明点について質問するためです。

具体的には、応募先企業のリサーチが不十分なら、企業のコーポレートサイト内に掲載されている情報について質問する可能性があります。

以下のような部分について徹底的にリサーチすることで、リサーチしてわかる内容を質問する状況を避けられます。

逆質問の際にリサーチしておくべき内容

  • 企業理念
  • 経営方針
  • 戦略
  • 企業規模
  • 業務内容(製品やサービス)
  • 業績
  • 社会への影響力
  • 働く環境(福利厚生や社風など)

上記の項目についてリサーチ後に、疑問に感じる点を洗い出して整理しましょう。

入社後を想定して逆質問する

逆質問は、入社後を想定して質問しましょう。

数年後の仕事に関する質問をすることで、継続的に働き続けたい意欲を表現できるためです。

例えば、以下のような逆質問をすることで、採用担当者に好印象を与えられます。

逆質問の良い例

  • 御社で活躍されている社員の方は、どのような特徴があるとお考えなのか、入社後に参考にさせていただきたいため教えていただけないでしょうか。
  • 御社へ入社前に、今から身に付けておくべきスキルがありましたら、教えていただけないでしょうか。

一方で、以下のような単発の逆質問をする場合は、内定を獲得できれば良いといった考えに受け止められる可能性があります。

逆質問の良くない例

  • 今回、二次面接に行ける人の条件は何ですか?
  • 私の評価はどの程度だと思われますか?
  • 土日はプライベートで何をしていますか?

「二次面接に進める条件」「面接官が土日のプライベートで何をしているか」などについて質問しても、今後の仕事に活用できる要素が少ないためです。

例えば、「二次面接に進める条件」を質問した場合なら、内定を獲得することが目標だといった誤解を受けます。

入社後に役立てられる内容を質問し、今後のキャリアや転職後の仕事に活用しましょう。

多くの逆質問をしすぎない

面接時には、多くの逆質問をしすぎないよう留意しましょう。

面接の時間は限られており、逆質問したい内容を数点に絞ることで、1つずつ逆質問へ丁寧に回答してもらえるためです。

具体的には、逆質問は2点以内に抑えて用意しましょう。

例えば、度を越えた言動をとる習慣がある人は、「余計な一言を伝えたことで取引先の印象が悪くなり、結果的に大規模の商談が見送りになる」といったケースも想定できます。

逆質問したい内容を絞り切れないことで、「仕事の商談で軽率な言動をとるリスクがある」「計画性やビジョンを意識して仕事に取り組めない」などの評価を受けやすくなります。

逆質問は2点までに抑えて、知りたいと感じている内容を聞きましょう。

面接の流れ

面接の流れを知りたい求職者

面接は、以下3つの流れで進めていきます。

  1. 面接前の受付
  2. 入室
  3. 退室

各ステップごとの流れやポイントをチェックし、万全に面接対策を取り組みましょう。

①面接前の受付時の流れ

面接前の受付時の流れは、以下3つの手順で進めていきます。

  1. 受付前に身だしなみをチェックする
  2. 面接の5分から10分前までに受付を済ませる
  3. 受付後は静かに待機する

受付前に身だしなみをチェックしましょう。

次に、面接の5分から10分前までに、受付を済ませます。

受付後は、従業員の方から案内された控室で静かに待機しましょう。

1.受付前に身だしなみをチェックする

受付前に身だしなみをチェックしましょう。

身だしなみを整えることで、ビジネス面の商談や接客などで顧客に好印象を与えられるためです。

身だしなみをチェックする場合は、「清潔感があるか」「ビジネス面のTPOを意識しているか」などの点について確認しています。

面接官に好印象を与えられる身だしなみを整えるためにも、以下の項目についてチェックしましょう。

【男性用】身だしなみのチェックポイント

  • 髪は清潔か
  • 前髪は目にかかっていないか
  • 面接に適した「髪型」「色」なのか
  • 髭の剃り残しはないか
  • 歯磨きはしたか(口臭は気にならないか、たばこの臭いはしないか)
  • 眼鏡は汚れていないか
  • 洋服は汚れていないか
  • 洋服にシワやほころびはないか
  • 襟や袖口は汚れていないか
  • スーツのボタンは取れかかっていないか
  • プレスはきちんとしているか
  • ポケットに多くの持ち物を詰め込んでいないか
  • 「スーツ」「ワイシャツ」「ネクタイ」は面接に適した色や柄になっているか
  • ワイシャツの一番上のボタンをとめているか
  • ネクタイの結び目は緩んでいたり、曲がっていないか
  • 靴下に穴は開いていないか
  • 靴下の色はズボンや靴とマッチしているか
  • 腕時計はしているか
  • 爪は汚れていないか
  • 爪は伸びていないか
  • 靴は磨かれているか
  • 靴のかかとはすり減っていないか
  • 靴は面接に適した「色」「デザイン」なのか
  • 「汗」「たばこ」の臭いはしないか
  • 「ハンカチ」「ティッシュ」は持っているか
  • 名刺入れは携帯しているか

【女性用】身だしなみのチェックポイント

  • 髪は清潔なのか
  • 前髪は目にかかっていないか
  • 面接に適した「髪型」「色」なのか
  • 派手なヘアアクセサリーをつけていないか
  • ノーメイクでないか
  • メイクは濃くなりすぎていないか(ナチュラルメイクになっているか)
  • 化粧崩れはしていないか
  • 歯磨きはしたか(口臭やたばこの臭いはしないか)
  • 眼鏡は汚れていないか
  • 洋服は汚れていないか
  • 洋服にシワやほころびはないか
  • 襟や袖口は汚れていないか
  • ボタンは取れかかっていないか
  • プレスはきちんとしているか
  • ポケットに多くの持ち物を詰め込んでいないか
  • 面接に適した服装なのか(派手でない、露出度の少ない服装なのか)
  • ストッキングを着用しているか
  • ストッキングの色は面接に適した色なのか
  • ストッキングは伝線していないか
  • 予備のストッキングは携帯しているか
  • アクセサリーはつけすぎていないか
  • 腕時計はしているか
  • 爪は汚れていないか
  • 爪は伸びていないか
  • マニキュアの色は面接に適しているか
  • マニキュアははがれていないか
  • 靴は磨かれているか
  • 靴のかかとはすり減っていないか
  • 靴は面接に適した色・デザイン・高さ(ヒール)なのか
  • 「汗」「たばこ」などの臭いはないか
  • 香水のにおいが強すぎないか
  • ハンカチ・ティッシュは持っているか
  • 手鏡を携帯しているか
  • 名刺入れを携帯しているか

面接官を大切な恋人や家族だとイメージし、「清潔感がある」「誠実な印象を与える」身だしなみを意識しましょう。

2.面接の5分から10分前までに受付を済ませる

面接の5分から10分前までに、受付を済ませましょう。

面接の約束時間より少し前の時刻に受付を済ませることで、「面接時刻に遅刻する」「極端に早い時刻に到着することで企業側に迷惑がかかる」などの事態を予防できるためです。

例えば、受付時刻の40分前に面接会場へ到着した場合を想定しましょう。

従業員が求職者を待たせていることに気兼ねし、現状で取り組んでいる業務を中断して面接の受付を前倒しで開始するケースがあります。

面接会場に近いカフェや公園のベンチで休み、到着時間まで時間を調整することで適度な時刻で受付できますよ。

3.受付後は静かに待機する

受付後は、従業員の方から案内された控室で静かに待機しましょう。

待機時間が長い場合でも、スマホをチェックすることは控えましょう。

待ち時間の態度について、面接官がチェックしているケースがあるためです。

待ち時間は、「今後の面接の流れをイメージする」「受け答えが苦手な想定質問の回答を振り返る」など、今後の面接をシミュレーションすることに活用しましょう。

②入室の流れ

入室の流れは、以下3つの手順で進めていきます。

  1. ドアを3回ノックする
  2. 面接官にお辞儀する
  3. 着席の声を掛けられた後に椅子へ座る

入室前にドアを3回ノックします。

次に、入室後にドアを閉めて、入室した扉の前で一度面接官に向き合ってお辞儀します。

挨拶した後に、「席にお座りください」といった着席の声をかけられた際に椅子へ座りましょう。

1.ドアを3回ノックする

入室前にドアを3回ノックします。

ドアをノックする際には、以下の点について注意しましょう。

入室時のドアをノックする際の注意点

  • ゆっくりと落ち着いてノックする
  • ノックを強く叩きすぎない

ノック後に「どうぞ」「お入りください」などの声が聞こえたら、「失礼いたします」と返事をしまう。

「失礼いたします」と返事をした後に、室内へ入室しましょう。

また、入室時にドアを閉める際には、後ろ手を使わないよう注意しましょう。

ドアを閉める際は面接官に背を向けないよう、背中を斜めに向けた状態でドアを閉めることで好印象を与えられます。

2.面接官にお辞儀する

入室後にドアを閉めて、入室した扉の前で一度面接官に向き合ってお辞儀します。

お辞儀後に、用意されている椅子の前まで進みます。

用意された椅子の横に立ち、「本日は貴重なお時間をいただきありがとうございます。〇〇△△(氏名を入れる)です。よろしくお願いいたします。」と挨拶しましょう。

3.着席の声を掛けられた後に椅子へ座る

挨拶した後に、「席にお座りください」といった着席の声をかけられた際に椅子へ座りましょう。

椅子へ着席する場合も、面接官に浅めのお辞儀をしてから座ります。

手持ちのカバンは、椅子の横に置きましょう。

③退室の流れ

退室の流れは、以下2つの手順で進めていきます。

  1. 面接終了後にお礼の言葉を伝えて挨拶する
  2. 退室時に挨拶する

面接が終了したら、お礼の言葉を述べて頭を下げます。

退室時は、面接官に一礼した後に退室しましょう。

1.面接終了後にお礼の言葉を伝えて挨拶する

面接が終了したら、お礼の言葉を述べて頭を下げます。

具体的には、「いいですよ(面談は終わりですよ)」「これで本日の面談は終了になります」など、面談が終了したことを面接官が伝えたら、椅子から立ち上がってお礼の言葉を伝えます。

椅子から立ち上がった後に、「本日はありがとうございました」と話して一礼しましょう。

2.退室時に挨拶する

面接官に一礼した後に、退室します。

退室前はドア付近で面接官へ向き直り、「失礼いたします」と言って再度お辞儀をしましょう。

入室時と同様、ドアの開閉は静かに行います。

また、面接官から「開けたままでお願いします」といった指示があった場合は、その指示に従います。

特別な指示がない限り、ドアを閉めて退室しましょう。

理想の職場へ転職するためのポイント

転職を成功させるコツを知りたい求職者

理想の職場へ転職するためのポイントとして、以下の5点が挙げられます。

転職したい場合は、前向きな動機で転職しましょう。

また、転職活動をはじめる際には、キャリアを棚卸しします。

他には、「計画的に転職活動を進める」「応募先企業の情報を幅広くリサーチする」「3社以上の転職エージェントを併用する」などを意識することが大切です。

前向きな動機で転職する

転職したい場合は、前向きな動機で転職しましょう。

転職活動は「前向きな転職」「後ろ向きな転職」の2種類があり、前向きな動機なら意欲的な仕事への姿勢を採用担当者に表現できるためです。

前向きな転職動機の一例として、以下があります。

前向きな転職理由転職理由の詳細転職理由が前向きな背景
キャリアアップしたいこれまでにエステサロンの店長を経験していて、大手のエステサロンで幅広い顧客の施術を担当したい今以上に社会的に役立てる方法を探している

現職から逃げたい不平不満の要素が含まれていない
これまでの経験を活かせる異業種へキャリアチェンジしたいこれまでメーカーの製造工程を担当していたが、製品の設計や企画を担当できる企業へ転職したいこれまでの経験を活かして有益なサービスや商品を生み出したい気持ちに、仕事の意欲を感じさせる
次世代で活用できるアプリ開発の仕事に携わりたいベンチャー企業のアプリ開発会社へ転職し、現代のニーズに合ったアプリを提供したいベンチャー企業で日々変化するニーズに対応しながら、社会的に良質なサービスを提供したい気持ちを感じさせる
親を介護しながら、完全在宅で働ける仕事へ転職したい親の介護をしながら完全在宅で働き、プロジェクトマネージャーの実務経験を活かせる仕事に就職したいプロジェクトマネージャー職や高スキルのプログラミングスキルなど、即戦力をアピールできる
地元で同業種の企業に転職したい地元の求職者に重点を置き、現職と同じキャリアコンサルタントとして求職者の転職活動をサポートしたい首都圏のキャリアコンサルタント業は多いが、地元の就職サポートを希望する部分に仕事への熱意を感じる

一方で、後ろ向きな気持ちの転職動機として、以下が挙げられます。

後ろ向きな転職理由転職理由の詳細転職理由が後ろ向きな背景
現職の人間関係から逃げたい現職の人間関係を一新し、気持ちを新たに立て直したい現職で思い通りに仕事を進められない点が課題として残っている

転職後にも同じ状況に陥ることで、離職するケースが想定できる
仕事を変えて気分転換したい現職に喜びを見い出せないため、転職することで気分を一新したい人間関係や仕事内容で躓く原因を分析できていないため、転職先の仕事でも腑に落ちないことがある場合に離職する
仕事に喜びを感じられない仕事に喜びを感じられず、充実感を得たいため転職したい仕事をマイナスに受け止めているため、転職後も早期離職しやすいと受け止められる
会社の経営方針が気に入らない会社の経営方針が気に入らないため、別の仕事でやりがいを持って働きたい転職後で意に沿わない仕事に取り組む場合は、離職する可能性がある
仕事を教えてもらえない仕事内容に関する疑問を上司や先輩の従業員に相談したが、詳しく教えてもらえなかった上司や先輩職員に分からない部分を丁寧に聞き、自分自身で仕事を覚えように取り組んだ
世間体で好印象を与えられる仕事に転職したい公務員や学歴が必要な仕事など、世間体を気にして仕事を選ぶ自分自身が社会的に貢献したい思いではなく、自分自身の周囲からの評価を気にしている
とりあえず現職を離職したい転職の仕事が合ったいないと感じており、一度現職を離職したい明確な転職理由がなく、現職の仕事を離れたいと思っている

「仕事に喜びを感じられない」「会社の経営方針が気に入らない」などのマイナスな気持ちは、仕事で不都合なことや人間関係の軋轢などが生じた場合に、早期離職するイメージを抱かれます。

結果的に採用が遠ざかり、転職活動をスムーズに進められない原因になります。

次に、「仕事を変えて気分転換したい」といった転職理由を掲げているケースを想定しましょう。

一見するとポジティブな転職理由に受け止められますが、「現職の人間関係から逃げたい」といった転職理由と根本的には同じように考えられます。

「環境を一新したい」意味では前向きに感じますが、奥深くの転職理由について考えることでネガティブな転職理由が潜んでいるケースもあるためです。

また、後ろ向きな転職理由の場合でも、転職理由について掘り下げることで前向きな転職理由に変換できます。

転職したい理由について振り返り、前向きな動機で転職活動をはじめましょう。

キャリアを棚卸しする

転職エージェントを利用する際には、キャリアを棚卸ししましょう。

キャリアの棚卸しとは、これまでの実務経験や保有スキルについて振り返る作業です。

具体的には、仕事や勤務年数ごとに分けて、これまでの実務経験や獲得したスキルについて振り返ります。

[ptimeline color=”yellow”] [ti label=”STEP1″ title=”現職における一日の業務を書き出す”]

はじめに、現職における一日の業務内容を書き出しましょう。

例えば、「9時から12時に販売促進資料作成や顧客向けDMの送信」「13時から定例ミーティング」「16時からクライアントへのアポ取り」などが該当します。

少しでも携わる業務内容を全て書き出し、現状の仕事状況について振り返りましょう。

[/ti] [ti label=”STEP2″ title=”STEP1で書き出した業務の実績や工夫した点を記入する”]

次に、STEP1で書き出した業務の実績や工夫した点を記入しましょう。

例えば、「13時の定例ミーティングで打ち出したアイディアが採用され、現職の人気商材として販売されている」「16時からクライアントへのアポ取りで、顧客から感謝の言葉をいただいた。さらに、その顧客と業務提携することになり、共同で商品開発を進めている」などです。

他には、「商談の場で一方的に話すのではなく、はじめにお客様のニーズに耳を傾ける姿勢に徹した」など、仕事の際に心掛けたことを書き出すのも一案です。

また、記入時には「売り上げや満足度向上率の数値」「感謝の言葉などのエピソードを交える」点を意識しましょう。

[/ti] [ti label=”STEP3″ title=”STEP1とSTEP2の作業をこれまでのキャリア分繰り返す”]

STEP1「現職における一日の業務を書き出す」、STEP2「書き出した業務の実績や工夫した点を記入する」の作業を、異動やポジションが変更になったごとに記載しましょう。

例えば、「転職したタイミング」「部署が変わったタイミング」など、環境の変化ごとに区切って書き出します。

[/ti] [ti label=”STEP4″ title=”書き出した項目を一覧にまとめる”]

はじめて就職した時まで書き出せたら、エクセルなどのツールを使用しながら横軸を「洗い出した項目」、縦軸を「時系列」にまとめしょう。

横軸には以下の項目を記載しましょう。

所属部署(プロジェクト)/在籍期間/職場(チーム)の規模/仕事内容/実績/使用ツール/取得した資格/仕事に対する姿勢/やりがいを感じたこと/苦手だったこと/失敗から学んだこと/習得したスキル/不満に感じていたこと

また、縦軸には以下の項目を記載します。

「1年目/2年目/3年目~」のような年数、「営業時代/営業マネージャー時代/マーケティング部時代」などの職歴ごとに記載するなど、わかりやすい項目を取り入れましょう。

[/ti] [ti label=”STEP5″ title=”特徴的な強みと具体的なエピソードをピックアップする”]

これまでのSTEPで書き出した内容を振り返り、「何度も出てくる言葉」「成果を出した仕事に共通する環境」などの特徴を把握しましょう。

自分の強みを可能な限りピックアップし、発見した強みを活かせる求人へ応募していきます。

また、応募先によって求めている人材が異なります。

そのため、「この企業はこの強みをアピールすることで、自分の良さを評価してもらえる」など、応募先企業に合わせて提示する強みを変更しましょう。

[/ti] [/ptimeline]

キャリアを棚卸しすることで、スムーズに理想の職場へ転職しましょう。

計画的に転職活動を進める

計画的に転職活動を進めることで、理想の職場へ転職しやすくなります。

一般的な傾向として、転職活動には6ヵ月以上のまとまった期間が必要なためです。

そのため、計画性を持ちながら、長期的な視点で転職活動を進める視点が大切です。

具体的には、以下のようなスケジュールで転職活動を進めていきます。

転職活動の手順転職活動にかかる期間
自己分析・情報収集2週間
書類作成・応募2週間
面接4~5週間
内定・入社検討1週間
引き継ぎ・退職・入社準備5週間
[ptimeline color=”yellow”] [ti label=”STEP1″ title=”自己分析・情報収集:2週間”]

はじめに、自己分析や応募を検討している企業の情報収集に取り組みます。

自己分析は長所や短所、これまでのキャリアから自分自身の強みを把握する工程です。

また、転職の目的を明確にすることで、応募先企業の選択がスムーズに進められます。

準備を重ねることで、理想の転職を実現できます。

[/ti] [ti label=”STEP2″ title=”書類作成・応募:2週間”]

次に、書類作成や求人応募を進めていきます。

興味のある求人を見つけた際は、忘れずにリストアップしましょう。

リストアップ後は複数社を比較検討し、ステップ1の分析結果をもとに応募企業を選択します。

また、提出書類は転職エージェントを活用することで、伝わりにくい表現も加筆修正できます。

[/ti] [ti label=”STEP3″ title=”面接:4~5週間”]

面接は現職の仕事と両立し、スケジュールをやりくりしながら日程調整しましょう。

面接は逆質問に答えられるよう、応募先企業の疑問点を洗い出しておきます。

また、面接本番においても、採用担当者が気持ち良く情報収集ができることに専念する姿勢が大切です。

余分な肩の力が抜けるため、自分の強みや長所を最大限アピールできます。

[/ti] [ti label=”STEP4″ title=”内定・入社検討:1週間”]

内定意向の把握後は、指定の期日までに承諾の有無を回答しましょう。

回答期間として、平均的に1週間程度の場合が多いです。

また、こちらの事情で回答期間を先延ばしにしないよう注意しましょう。

退職日の関係で入社日が遅れることはありますが、内定承諾が遅い場合は、転職意欲がないと判断されます。

ステップ1の自己分析をもとに、スピーディかつスムーズに内定の承諾を判断しましょう。

[/ti] [ti label=”STEP5″ title=”引き継ぎ・退職・入社準備:5週間”]

現職の人事や上司に退職意向を伝えましょう。

退職は各社の就業規則で定められているため、転職活動の早いタイミングで確認しておきます。

また、担当業務も後任者に引き継ぎが必要です。

後継者が決まらないことで、退職交渉が円滑に進められません。

引き継ぎのマニュアル作成や相談を前段階で進めておくことで、スムーズに退職できます。

そして、退職日の相談は内定取り消しにつながるケースもあるため、可能な限り避けましょう。

[/ti] [/ptimeline]

また、内定の獲得後は、業務の引き継ぎや退職時の手続きに5週間程度の期間がかかる点に注意しましょう。

内定の獲得後に退職に関する手続きが完了していない場合は、内定が取り消される可能性があります。

理想の職場へスムーズに転職するためにも、計画的に転職活動を進めましょう。

応募先企業の情報を幅広くリサーチする

求人へ応募する前には、応募先企業の情報について幅広くリサーチしましょう。

求人票から得られる情報以外に、実際に働いている従業員の方や福利厚生の制度についてもチェックする必要があるためです。

具体的には、以下における複数の口コミサイトを活用し、応募先企業の労働環境についてチェックします。

口コミサイト口コミサイトの詳細
OpenWork社員や年収における1,500万件の口コミを掲載している
「働きがいのある企業ランキング」を毎年発表している
enライトハウス気になる会社をフォローすることで、新着情報をリアルタイムで得られる
女性の口コミも多数掲載している
キャリコネ登録企業数が62万社以上
「労働時間」「仕事のやりがい」などのランキングから、口コミを探せる
転職会議企業トップページに「業績情報」「総合評価」「残業時間」「有給消化率」の項目について、一覧で掲載されている
はたらくホンネ「職場の雰囲気」「企業風土」「社員の裁量」などのデータについて、企業トップページから視覚的に把握できる
企業内の口コミを希望職種のみ検索できるため利便性が高い

主体的に転職活動を進めるためにも、複数の口コミサイトで応募先企業の情報についてチェックしましょう。

3社以上の転職エージェントを併用する

転職エージェントを利用する際には、3社以上の転職エージェントを併用しましょう。

転職エージェントによって、「保有している求人数」「利用可能な転職セミナーの種類」などが異なるためです。

具体的には、以下3つの転職エージェントを利用する際に、保有している求人数や利用可能な転職セミナーの種類に違いがあります。

転職エージェント求人数開催している転職セミナー
リクルートエージェント39万件以上(2024年5月19日時点)自己PRと志望動機の作成セミナー
「Uターン」「Iターン」転職希望者向けのオンラインセミナー
職務経歴書の書き方セミナー
転職エージェントFULL活用セミナー
doda24万件以上(2024年5月16日時点)面接力アップセミナー
英文履歴書・英語面接対策セミナー
自己分析セミナー
UIターン転職セミナー(「Uターン転職」や「Iターン転職」を目指す人向けの進め方やノウハウ)
マイナビエージェント7万件以上(2024年5月19日時点)「未経験者で年収アップしたい」「将来性のある業界に転職したい」「マーケティング分野に携わりたい」など、個別相談会を実施している

例えば、リクルートエージェントなら、他の転職エージェントより豊富な求人数を取り揃えています。

また、「ITやエンジニア」「金融・不動産」など、幅広いジャンルにおける転職エージェントの担当者がいるため、転職チャンスを最大限に広げられます。

3社以上の転職エージェントを併用しながら、理想の職場に転職しましょう。

【面接対策を重視したい人向け】おすすめの転職エージェント3選

転職エージェントの利用を検討している人

面接対策を重視したい人向けにおすすめの転職エージェントとして、以下3つのサイトをご紹介します。

転職エージェント おすすめポイント
リクルートエージェント39万件以上の豊富な求人を取り揃えている
「ITエンジニア」「Web・クリエイティブ系」「営業」など、幅広い職種に精通しているキャリアアドバイザーが在籍
doda24万件以上の求人を掲載している
「Web面接対策セミナー」「面接力アップセミナー」「自己PRのポイント解説セミナー」など、面接力を高められるイベントを多く開催
type転職エージェント約80%の方が年収アップを実現させている
これまでに34万件以上の転職支援実績がある

今回紹介する転職エージェントを参考にして、理想の転職を実現しましょう。

リクルートエージェント

リクルートエージェントの公式サイトにおけるキャプチャ画像
対応可能なエリア全国(オンライン面談にも対応)
登録者数非公開(年間登録者数130万人:2022年度)
求人数39万件以上(2024年5月19日時点)
転職可能な職種営業・販売・カスタマーサービス/企画・マーケティング・経営/事務・管理/物流・購買・貿易・店舗開発/コンサルタント/金融専門職/不動産専門職/クリエイティブ/SE・ITエンジニア/エンジニア(設計・生産技術・品質管理)/建築・土木・設備/医療・医薬・化粧品/講師・調理師・介護
拠点東京本社/西東京支社/宇都宮支社/さいたま支社/千葉支社/横浜支社/京都支社/大阪支社/神戸支社/名古屋支社/静岡支社/北海道支社/東北支社/岡山オフィス/広島オフィス/福岡支社
運営会社株式会社インディードリクルートパートナーズ
〒100-6640
東京都千代田区丸の内1-9-2
グラントウキョウサウスタワー
おすすめポイント39万件以上の豊富な求人を取り揃えている
「ITエンジニア」「Web・クリエイティブ系」「営業」など、幅広い職種に精通しているキャリアアドバイザーが在籍

リクルートエージェントは、39万件以上の求人を掲載している転職エージェントです。

2024年5月19日時点において34万件の非公開求人数も保有していて、数多くの求人から転職できるチャンスを最大限に広げられます。

また、「ITエンジニア」「Web・クリエイティブ系」「営業」「建築・土木」「電気・電子・機械技術者」など、幅広い職種に精通しているキャリアアドバイザーが在籍しています。

精通したキャリアアドバイザーから、専門的なアドバイスを受けながら転職活動を進めたい人におすすめですよ。

doda

dodaの公式サイト内におけるキャプチャ画像
対応可能なエリア全国(オンライン面談にも対応)
登録者数約665万人
求人数23万件以上(2024年4月25日時点)
転職可能な職種営業職企画/管理事務/アシスタント販売/サービス職専門職(コンサルティングファーム・専門事務所・監査法人)金融系専門職公務員・教員・農林水産関連職/技術職(SE・インフラエンジニア・Webエンジニア)/技術職(機械・電気)/技術職(組み込みソフトウェア)/技術職・専門職(建設・建築・不動産・プラント・工場)/技術職(化学・素材・化粧品・トイレタリー)/技術職(食品・香料・飼料)医療系専門職/クリエイター・クリエイティブ職
拠点丸の内本社/丸の内第二オフィス/大手町オフィス/南青山オフィス/紀尾井町オフィス/浅草橋オフィス/西新宿オフィス/横浜第二オフィス/みなとみらいオフィス/北海道オフィス/北海道第二オフィス/東北オフィス/東北第二オフィス/静岡オフィス/中部オフィス/中部第二オフィス/関西オフィス/関西第三オフィス/大阪オフィス/京都オフィス/神戸オフィス/岡山オフィス/広島オフィス/九州オフィス/九州第二オフィス/南九州オフィス
運営会社パーソルキャリア株式会社
〒100-6328
東京都千代田区丸の内2-4-1
丸の内ビルディング27F
おすすめポイント24万件以上の求人を掲載している
「Web面接対策セミナー」「面接力アップセミナー」「自己PRのポイント解説セミナー」など、面接力を高められるイベントを多く開催

dodaは、24万件以上の求人を掲載している転職エージェントです。

「フレックス勤務」「女性活躍」「定着率95%以上」など、希望条件に合った求人をスムーズに探しやすくなっています。

また、「Web面接対策セミナー」「面接力アップセミナー」「自己PRのポイント解説セミナー」など、面接力を高められるイベントを多く開催しています。

豊富なイベントやセミナーに参加しながら、自分に合った職場へ転職したい人におすすめですよ。

type転職エージェント

type転職エージェントにおける公式サイトのキャプチャ画像
対応可能なエリア要問い合わせ(オンライン面談にも対応)
登録者数非公開
求人数17,000件以上(2024年5月5日時点)
転職可能な職種システムエンジニア
SE/ITコンサルタント/インフラなど

Webエンジニア・クリエイター
スマホアプリ開発/Webデザイナーなど

営業
法人営業/個人営業/内勤営業など

販売・接客・コールセンター
SV/店長/小売/旅行/ブライダルなど

管理・マーケティング・経営
経理/人事/総務/マーケティングなど

事務・オフィスワーク
秘書/受付/事務/アシスタントなど

専門職
コンサルタント/金融/リサーチャーなど

クリエイティブ
広告/メディア/出版/イベントなど

医薬・化学・素材・食品
品質管理/生産管理/研究開発など

電気・電子・機械・自動車
回路/システム設計/品質管理/開発など

建築・土木・設備
設計/計測/施工管理など

教育・保育・医療・福祉・その他
公務員/教師/看護師/介護福祉士など
拠点本社オフィス(赤坂オフィス)/赤坂山王オフィス
運営会社株式会社キャリアデザインセンター
〒107-0052
東京都港区赤坂3-21-20
赤坂ロングビーチビル
おすすめポイント約80%の方が年収アップを実現させている
これまでに34万件以上の転職支援実績がある

type転職エージェントは、利用者における約80%の方が年収アップを実現させている転職エージェントです。

これまでに34万件以上の転職支援実績があり、転職支援実績が豊富な点が強みです。

また、土曜日に個別のキャリア相談にも対応していて、平日以外の時間帯にオンライン上で面談できます。

土曜日に面談しながら、キャリアビジョンについて相談したい人におすすめですよ。

転職における面接の質問に関するQ&A

転職に関して悩みを抱えている人

転職における面接の質問に関するQ&Aをご紹介します。

抱えている悩みと同じ項目を抱えている方は、参考にしてみてください。

Q
転職の面接で逆質問を受けた時にどう答えるべき?
A

転職の面接で逆質問を受けた時は、以下のような質問をしましょう。

転職の面接で逆質問することをおすすめする内容

  • 営業部に配属されたら、どのような仕事を任せていただけますか?
  • 御社で仕事を行う際に何を押さえておくべきだと思われますか?
  • 御社に貢献するためには、どのようなスキルや知識を身につけるとよいですか?
  • 御社で仕事を始める前に、特に何について勉強しておいたほうがよろしいですか?
  • 長所や強み今まで手掛けてきたWebデザインの例を紹介させていただきましたが、何かフィードバックがあればいただきたいです。
  • 経理の仕事にチャレンジしたく、半年前から簿記の勉強をしています。御社で活かすことはできますか?
  • 日常業務の中で海外企業と英語でメールのやり取りをしています。海外勤務の可能性はあるでしょうか?
  • 社内ベンチャーでリーダーとして働いた経験があります。御社でも新規事業を提案できる制度はありますか?
  • 協調性や責任感の強さ社員が部署を超えて交流できる機会はありますか?
  • 他社のチームと共同でプロジェクトに取り組むことはよくありますか?
  • 前職ではお客さまの要望をくみ取るためにコミュニケーションを重視しておりましたが、御社ではどのようなことを大切にすべきでしょうか?

「具体的な仕事内容」「海外勤務の可能性」「転職先の仕事で大切にすべきこと」など、興味がある内容について逆質問しましょう。

Q
面接で面白い逆質問は?
A

面接で面白い逆質問として、以下が挙げられます。

面接で面白い逆質問

  • 入社後にしっかりと実績を上げて貢献していきたいと思っています。よりパフォーマンスを上げていきたいので、よろしければ○○職の評価制度について教えていただけますか?
  • 前職は周りのスタッフのサポートがなくては達成できない仕事でしたので、積極的なコミュニケーションを常に心掛けておりました。御社の○○職でも大切なことではないかと思いました。他にも、業務で重視しなければいけない気遣いなどはありますでしょうか。

「面白い逆質問」は、楽しい話をして笑わせるような質問とは異なる点に留意しましょう。

「面白い逆質問」とは、面接官に興味を持ってもらい、求職者自身を印象付けられる質問です。

「面白い」「興味深い」といった逆質問も視野に入れて、逆質問の内容について考えてみましょう。

Q
面接における逆質問の終わり方は?
A

逆質問で面接官から回答してもらった後は、「お話を聞いて入社意欲が高まりました」「丁寧にご説明いただいたため、御社への理解が深まりました」といった感謝の言葉を伝えましょう。

面接官へ感謝の気持ちを伝えて面接を終えることで、ビジネスマナーを意識できているといった好印象を与えられますよ。

転職時の面接で想定される質問の回答を準備しよう

転職に成功した人

今回は面接でよくある質問、面接の質問で回答する際のポイントや逆質問する際のコツ、面接の流れについてご紹介しました。

面接では、「自己紹介」「転職理由」「志望動機」「自己PR」などについて質問されます。

また、「実績は具体的な数値で話す」「面接官の立場になって回答する」「第一印象を大切にする」などのポイントを抑えることで、自分自身の良さを引き出せます。

本記事を参考にしながら、理想の職場へ転職しましょう。